塗り替え

 【塗り替え】

  

 

こういう2つのセクショングループがあったとします。

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お客さんは矢印の側にいるので、いつも対峙するのはパープルの人たちです。

ブルーの人たちは壁の後ろにいます。

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2つのセクションはそれぞれのタスクを抱えています。

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ブルーの人たちはお客さんからの圧がかかりません。そのためマイペースに仕事を勧めがちです。こういう発言がでてきたり、、、

 

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「しかたないんです。人員不足なので」

「委託業者からの返事待ちですから」

などなど。そうかもしれないけれど、そこを工夫とか発想の転換とかでなんとかしようという危機感がない。お客さんからの圧が直接かかるパープルからしたら「ほんとに?」という感じ。

 

(このブルーの皆さんにも何かしらの社内的な圧は存在しているものの、お客さんから直接の声ってやっぱり生々しさが違います)

 

 

いずれにしろ、この場合の全体(2つのセクションのタスクの総和)は、減ってしまいます。

赤で塗りつぶされたぶんが予定していたのにできなかったぶんです。

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タスクの総和の減少=サービス量の減少ですから、当然、お客さんはご立腹。「約束ちがう!」

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赤い矢印はお客さんからの圧です。

 

パープルの立場としては困ってしまうので仕方なく手を差し伸べます。「代わりにコレとコレ、やっときます」と。本来は自分たちのシゴトではないけれどブルーに任せてると終わらないから。

 

 

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で、とりあえずその状況をなんとか乗り切ります。

といいながら、こういうことをしょっちゅう繰り返している気もする。。。

 

  

 

 

すると、数年後に何が起こっているか。

 

こういう感じになります。

 

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一時的に預かったと思ってタスクが気づいたら、完全に背負わされている状態。

ブルーの人たちは胸を張っていいます。「自分たち、やることはちゃんとやってます」

 

 

しかもよく見てください。パープルの人たち人数減ってます。

 

 

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ちなみにこのパープルの人たちは数年前にいたメンバーではないことがしばしばです。

客からの圧がかかるところなので、短期間で人が辞めたり入ったり。つまり数年前"一時的''に預かったタスクという経緯を全く知らない人たちというわけです。

 

上記のような流れで塗替え作業は行われます。

 

 

 

この一連の流れについてですが、

 

・セクションごとの作業量の割り振りの当初の設計が間違っていた(上記のケースはそれには当てはまらない想定です)

・2つのセクションをまとめる立場の人間が軌道修正してない

 

などが考えられるわけですが、

 

その際には、そのまとめる立場の人間がそもそもクルクル入れ替わっているってこともありうるとすると、もう過去の経緯なんて誰もわかりません。

 

 

で、どの立場にいたいか?


ブルーのグループの一員になることは避けたいですね。。