今週のお題「花粉」
『杉が大量に植えられたのは過去の国策らしいが、その時点では国民に良質な木材を提供することを念頭においた試みだったことは理解する。人口が増えるステージにあった国におけるその時点での為政者によるなにかしらの判断。恩恵はあっだだろう。では（さて）、その杉たちの姿は何かと重ならないだろか？ 大量に命を与えられたはいいものの実際には行き場のないまま立ち尽くす姿。ドアは彼らに向けて開いていたはずだった（少なくとも彼らはそう信じていた）のではなかったか？ その問いかけに対する慈愛に満ちた返答はおそらく誰からもないだろう（あるいは間に合わないだろう）。今まさに憂き目にあっている。喜びとともに生きるには人生は短いが、辛さとともに生きるには人生はおそらく長い。取り巻く環境と対峙した際に準備ができている人はそれでいいかもしれない。うまく乗り切ることだろう。だが、そうでない人達を置いてけぼりにはしてはならない』と知人。
『昨日の夜はひどかった。鼻呼吸させてほしい。呼吸困難でほんとうに辛い』と私。
『助けを求める人を取り残してはならない。いまを快適に生きている人ばかりではない。椅子取りゲームで負けた人のことを忘れないであげて』と知人。
